代表ブログ 代表ブログ

幸せの第一歩は、「世の中が変わらないと嘆くのではなく、自分が変わる」

国際女性デーを目前に開催された、シスコシステムズ様の社内イベント、Women of Impact 2019で講演の機会を頂きました。

 

テーマは「しなやかな女性起業家に学ぶ、働く女性のWell-Being」というもので、シスコで働く女性社員や女性社員の働き方を考える男性マネジメントの方々を中心に、私自身の起業ヒストリーやマフィスで働く女性のケースを通して、なんのために働くのか、仕事を通じて得られる幸福な状況とは何か、どのようにして手に入れるのか、いう切り口でお話しさせていただきました。

 

well-beingという言葉、お恥ずかしながらテーマを頂いたときに初めて耳にした言葉だったのですが、日本語で「幸福」と訳されるそうです。

 

同じ幸福でも、うれしい・楽しいといった心理状態を表す「happiness(ハピネス)」とは意味が異なり、well-beingは心身ともに健康で健やかな状態にいることを指し、一人ひとりが心身ともに健康的な状態であることが、組織としてもプラスに働くため、人材マネジメントで昨今積極的に取り入れられている概念です。

 

働くことで得られる成功とは得られる報酬の多寡ではなく「いかに自分らしく、気持ちよく働けるか」「長期に渡って心身ともに健やかに、人間らしく働けるか」それを自分自身が正しく定義できていることが重要だということです。

 

 

「しなやかに、したたかに。」は私が困難を乗り越えるたびに身に着けてきたぽっきりと折れてしまわないためのスキルで、私自身の座右の銘です。

 

したたかとはずるがしこいイメージで捉えらえがちですが、辞書では

 

したたか【強か/健か】
粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。
強く、しっかりしているさま。
強く勇猛であるさま。

 

と解説されています。

 

”柳に雪折れなし”という諺があります。柳の木のように柔らかくしなやかなものは、堅いものよりも、よく耐えたり丈夫であったりするという意味で、私自身も常にこのスタンスで、何かにぶつかったらアプローチの仕方を変えて同じ事象を別の側面から観察してみたり、トラブルがおこれば現状のままではいけないというサインと捉えて体制を見直してみたり、うまくいかないことがある時は、敢えてそうしている自分がいないかということも考えてきました。

 

自分自身のものの見方を変えることで、発言や態度が変わり、結果的に自分を取り巻く世界が変わってくるのです。

 

今日の私たちは、過去の小さな選択や意思決定の結果で出来上がっています。

 

もし、こんなはずじゃなかったとか、今の自分に少しでも違和感や不満を持っているとしたら、何かのしがらみや人の目線や意見に左右され、本当に自分がしたいこと、良いと思っていること、わくわくすることとは別の選択をしてきた結果かもしれません。

 

世の中が変わらない、制度があってもカルチャーが無いと嘆くのではなくて

自分がカルチャーを変えていくという意識をもって行動を起こすことで、結果的に世界が変わっていくのだと思います。

 

未来はえらべる。自分がこれからする大小さまざまな選択によって作られるのだから。

ご見学・お問い合わせご見学・お問い合わせ